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『遠い朝の本たち』「ベッドの中のベストセラー」からです。 須賀敦子さんが学校のバザーで買った本のお話です。 <もうひとつのベッドのベストセラーは、その頃、私が学校のバザーで買った一冊の本だった。母にねだって買ってもらったのでも、父に贈られたのでもなく、バザーの日のために特別にもらったお小遣いで買った本だったから、ほんとうに自分のものという気がした。白黒の写真(いま考えると、ローマのサン・ピエトロ広場の噴水だったように思えるのだが)をカバーに使ったフランス綴じの本で、子供用の本にしてはずいぶん地味な装丁だった。> <題はたしか『新子供十字軍』。おなじタイトルでマルセル・シュウォッブの有名な作品があるけれど、私が買った本は小さなカトリック出版社からでていて、著者はたしかイタリア人だった。> 昭和9年にカトリック中央出版部より出版され、作者はアンリ・ボルドーで、フランス人でした。 <こんなおもしろい本は読んだことがない、と思うほど、私はその子たちが歩いた長い道のりにあこがれ、あんまり何度も読み返したので、やがて本がぐさぐさになってしまった。そうなってからも、ながいこと、この本はベッドの周辺をはなれなかった。> 須賀さんが「こんなおもしろい本は読んだことがない」と思ったほどの本は、「アンリ・ ボルドーが新子供十字軍について調査し、ピウス 10 世法王からの手紙も含まれ、宗教史と神学の学生や研究者にとって不可欠です」と文化的に高く評価され、2023年にフランス語ペーパーバックの復刻版が出版されています。 須賀さんはこの本のあらすじを次のように書いています。 <ピエモンテ州の山村の子供たちが、ある日、いつものように、山の牧草地で羊の番をしていると、一匹の羊が土手から滑り落ち、子供たちの前にひざまずく。彼らはそれを神様のお告げと信じ込んで、ローマまで巡礼に行くことにする。もちろん親たちにはだまって。子供たちは、お昼に食べるパンを倹約したりして食料がたまると、出発する。当然のことだが、大半の子供たちは、途中でさびしくなって泣き出したい、疲れてあるけなくなったりして、家に帰ってしまうのだけれど、いいだしっぺの男の子とその妹だけが、何十キロだかを歩きとおしてトリノの町にたどりつき、おとなたちに助けられて、巡礼の特別列車に乗せてもらい、ついにローマまで行ってしまうというのが物語だ。> 須賀さんの冒険心に火をつけた物語ですが、実話だったのかもしれません。
by seitar0
| 2024-05-31 20:11
| 須賀敦子
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