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2024年3月の訪日外客数は300万人を突破し、単月としては過去最高を更新したそうです。2012年以降にインバウンドが暫時増加した理由は、当時から始めた諸施策に加え、日本の文化、安全性、清潔さ、更には近年の円安も大きな要因となっています。 明治時代に日本の各地を旅し、日本人以上に桜を愛したエリザ・R・シドモアは紀行文の最後で、「日本人は今世紀最大の謎であり、最も不可解で最も矛盾に満ちた民族です」と述べています。 <この民族性を普遍化することも要約することも不可能です。というのは、日本人は全く類似点のないほど正反対の性格を持ち、かつ矛盾に満ち、ほかのどのアジア民族とも全く類似点がありません。日本人は最高の感受性、芸術性、人間的機知に富み、同時に最高に無感覚で因襲的で無神経です。また最高に論理的で博識で良心的で、同時に最高に不合理で皮相的で冷淡です。そして極めて堂々とし、厳粛で寡黙で、同時に最も滑稽で気まぐれで多弁です。> シドモアにとって日本民族の本質は理解を越えて矛盾に満ちたものに映っていました。 <生にも愛にも、また死に対してすらも微笑を向ける、あの穏やかで親切な、暖かい心を持った人たちとなら、ささいな日常の事柄についても、気持ちを通じ合う喜びを味わうことができる。そうした親しみと共感を持つことができたなら、日本人の微笑の秘密を理解することができるのである。>と優しさを持って受けいれています。 『シドモア日本紀行』に戻ります。 <西洋の歴史書は、日本人を侵略的で残酷で復習的な民族であると断定する一方で、経験に学んだ日本人は、謙虚で慈悲深く優しい民族であると検証しています。茶の湯の念入りな改良と工夫を行ってきた同じ世紀に、拷問、迫害を黙認し、戦場では前代未聞の殺戮に手を染めました。> これは江戸時代の日本人を評したものですが、第二次世界大戦後も同様に、謙虚で慈悲深く優しい民族であるとともに、戦場で前代未聞の殺戮をはたらく残虐性という二面性を持った民族と思われていました。 (ルース・ベネディクト『菊と刀』) シドモアは日本紀行の最後に日本の将来について示唆的な言葉を残しています。 <もしも、日本国民が自らの芸術、熟成した礼法、質素な暮らし、こまやかな家庭の魅力を失っていくならば、門戸開放のペリー提督は最悪の敵となるでしょう。> シドモアが憂いたように明治以降の日本が遂げた著しい発展は、少しずつ本来の魅力を失わせていったようにも思えます。 <西洋からの輸入品を洗練し変えていくならば、次の世紀、世界を凌駕することは不可能でないでしょう。> この一部は実現したのでしょう。 更に、シドモアは明治時代に既に、「海外旅行が、あらゆる地域を互いに親密にさせている今日」と述べた上で、スイスは観光産業にという立派な天職を持って全世界に影響を及ぼしているとし、日本については、 <すでに地球の美術工房となっている日本は、このスイス以上に世界融和の天職を持っているのではないでしょうか? 日本の扉を開けて入ったとたん、初めての旅行者に賛美の念、共感、さらに愛着を覚えさせる、この魅力的国民に待ち受けるものは、何かとても良い運命であることは確かです。> 日本人にとって希望に満ちた言葉で結んでいます。 日本の伝統的美術・工芸が、現在までシドモアが予測したような発展を遂げたとは言えませんが、日本人が大切にすべきものを教え、日本人に警鐘を与えるものでした。
by seitar0
| 2024-04-26 14:02
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