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今東光は明治31年(1898)横浜市伊勢町に生まれ、父親が日本郵船の船長だったため、幼いころから各地を転々としたあと、神戸市中山手通りに転居。奔放な性格から関西学院中学部3年生の春、学院つき牧師の娘との恋愛事件のため諭旨退学処分となっています。 自伝的小説『悪童』では、谷崎潤一郎やスタンダールを好む文学少年の主人公紺野東吾は、国語・漢文・歴史・地理は良い点を取っているのに、代数、幾何はほとんど零点というのは怠けているからだと、学院随一やかましくて怖いミミズク(内村)先生の家にあずけられることになります。 紺野が人力車に乗って、自宅から内村先生の家に移る場面です。 <夕まぐれの神戸の町には早や点々と燈火がついた。熊内を過ぎると一面の大根畑だ。そこから青黒い大阪湾が眺められた。人の子独り歩いていない。田圃道を人力車はのろのろと進んだ。学院の通用門の前に一筋の路があり、その端には内村先生の平屋建ての家があった。> 今東光は通用門と書いていますが、正門のようで、その近くの平屋建ての家が内村先生の家でした。 早朝から数学の予習を命じられますが、紺野は昨夜から隠れて読んでいる小説をつづけて読み、朝飯の用意ができそうになると、彼は予習が終わった顔をして先生と自分の靴を磨き始めます。 <ミッション・スクールだから風采がやかましい。靴はいつもぴかぴか光らせておかなければならないからだ。ズボンは正しく折目をつけておかなければならないから寝床にしいて寝押しをしておくのだ。それから師弟は連れ立って森の小道をたどりながら、校舎の建っている方へ歩くのだ。> 身だしなみにはかなり厳しかったようです。 <この朝の登校は風情があった。ミミズク先生は竹の根節のステッキをつき、古風な中折れ帽をかぶって、膝頭学院随一やかましくて怖いミミズク(内村)先生の膝ほどある雑草の朝露をぱらぱらと払いながら歩いて行く。森の中から、いかにもありそうな黄色いペンキ塗り三階建ての校舎がチラリと見え、その傍らの赤煉瓦のチャペルから鐘の音が響いてくる。>
by seitar0
| 2024-04-21 13:15
| 神戸
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