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かんべむさしは『決戦・日本シリーズ』を、単に阪神タイガーズと阪急ブレーブスの戦いと位置づけるのではなく、阪神グループ、阪急グループそしてそれぞれの沿線に住む住民たちまで巻き込んだ戦いにしたところに面白さがあります。 <「阪神と阪急は、野球だけで対抗しているのではないのです。阪神デパートと阪急デパート、ホテル阪神と新阪急ホテル、阪神パークと宝塚ファミリーランド、甲子園競輪と西宮競輪、阪神バスと阪急バス、阪神タクシーと阪急タクシー、阪神不動産と阪急不動産……」> この小説は1974(昭和49)年の作品ですが、村上ファンドの電撃的な阪神株買い占めの対抗して2006年には阪神電気鉄道が阪急ホールディングスと経営統合して阪急阪神ホールディングスになったことから、この資本関係の対立は解消されました。 ![]() そして大阪梅田地区で至近距離で激しい競争を繰り広げていた『高級派の阪急百貨店』と『庶民派の阪神百貨店』もエイチ・ツー・オー リテイリング株式会社として経営統合されたのですが、阪神間に住む人々の意識差をかんべむさしは小説の中で次のように述べています。 <たとえば、阪急夙川駅と阪神香櫨園駅とはどちらも夙川をまたぐ鉄橋上にある駅です。南北方向には徒歩十分の距離をもつ両駅も、東西方向には同一地点、大阪や神戸へは、どちらででも同じ時間で行けるのです。しかし、たまたま阪急で通勤している人は、阪神をローカル線のように思っています。阪神に乗っている人も、阪急なんてと考えています。傾向として、阪急側が阪神側に対して、優越感を持っているようです。> ![]() 因みに、かんべむさしさんは阪神香櫨園駅の近くに住まれていたそうです。 ![]() 田辺聖子さんは、『歳月切符』「西宮・芦屋」で阪神電車・阪急電車のヒイキについて次のように述べています。 <阪神間には、阪急・阪神・国鉄と三本の線が並行して走っていて、交通至便なること限りなく、それが住民の自慢でもあるが、阪神・阪急それぞれにヒイキがついているのも、おかしい。野球のことではない。電車のことである。> 更に、短編小説『波の上の自転車』では、次のような夫婦の論争を書いています。 ![]() <この、阪急と阪神の話が出ると、村山はあさはかにも、またもやむらむらと、何ぬかしやがんねんと思ってしまう。止せばいいのに、「阪神のほうが車体広うて綺麗やわい」と反駁してしまう。「ふん、阪神愛用者の身びいきね。阪急は窓から花の匂いがするわよ、阪神は煤煙が入ってくるだけね」と妻は嗤う。「阪神は海が見えるわい」「阪急は山が見えるわよ」「『一番早い阪神電車』のキャッチフレーズ通りじゃ」「『待たずに乗れる阪急電車』というじゃないの」「『一番早い阪神電車』のほうが、ずっとすっきりして口調がええわい」村山は阪神の株主でもないのに、妻に対抗して阪神電車を推賞しないではいられない。これを要するに、村山は庶民派好みであり、妻の趣味は上流志向である、ということなのだろう。> どうも、この「庶民派好み」と「上流志向(あるいは高級志向)」というのが衆目の一致する意識差のようです。
by seitar0
| 2023-12-24 17:27
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