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多くの著名な作家たちが利用したことで知られる神田駿河台の「山の上ホテル」が老朽化のため2024年2月から休館するそうです。 その著名な作家たちにあやかって長編小説を書こうと、依頼もないのに「山の上ホテル」に自腹でカンヅメになる新人作家の中島加代子をから主人公にした柚木麻子の『私にふさわしいホテル』から紹介しましょう。 「第一話 私にふさわしいホテル」からです。 <ウエハースを王冠の形に積み上げたような、アールデコ様式の本館が姿を現すにつれ、私の胸はどんどん高鳴っていく。正面玄関脇の面格子を飾る、遠峯健氏による「山の上ホテル」の涼やかなフォントを見つめ、心の中で呼びかけた。ただいま―。私のためのホテル。> ウエハースの王冠とはうまく表現したものです。 <山口瞳は、ここ山の上ホテルを「小説家のためのホテル」と称したそうだ。神保町古本屋街、大手出版各社に近く、調べものや打ち合わせの勝手が良いばかりではない。八十足らずの客室だから可能な行き届いたホスピタリティ、物書きに多い美食家をうらなせる天ぷらやステーキの美味しさ、巣ごもり気分になれる丘の上の静謐な空間。そのすべてが小説家に力を与えるとともに、創作の孤独をそっと包んでくれるのだ。池波正太郎、石坂洋二郎、井上靖、川端康成、高見順、檀一雄、松本清張、三島由紀夫。このホテルを愛した昭和の文豪を挙げればきりがない。> 2014年には別館が売却され、その後は山の上ホテル本館のみの営業で、客室数は35室だけです。 三島由紀夫がが書いたホテルの宣伝文が三島由紀夫全集にも収録されています。 <東京の真中にかういう静かな宿があるとは思はなかった。設備も清潔を極め、サービスもまだ少し素人っぽい処が実にいい。ねがはくは、ここが有名になりすぎたり、はやりすぎたりしませんやうに。三島由紀夫> 昭和30年代のホテルのパンフレットにその文章が載っており、三島がホテルの便箋に書いた文章がロビーに掲示されています。 編集者たちが原稿待ちをしていたというロビーの一角に、三島由紀夫や吉行淳之介がよくきたというバーノンノンがあります。 <こぢんまりした印象のロビーを進んだ。向かって右手に見える木の扉は「バーノンノン」。吉行淳之介のコラム「トワイライト・カフェ」の舞台にもなっているこのバーで、カクテル「ザ ヒルトップ」をナイトキャップにひっかっけるのが、今夜の楽しみだ」> BSTBSの番組でも紹介されていたカクテル「ザヒルトップ」、さっぱりとしたりんご香るウォッカベースのカクテルだそうです。 建築家W・M・ヴォーリズを称える甘味のあるウィスキーベースの「ドクター ヴォーリス リバイバル」というオリジナルカクテルもあるそうで、飲んでみたい一杯です。 <お待ちしておりました。昨年と同じく401号室をご用意しております」フロントのカウンター越しに、初老の男性が去年と同じ笑顔で応対してくれた。三年連続で同じ部屋、同じ日取りとなれば、記憶に残っているはずだ。私は精一杯物慣れた態度で、差し出されたペンでさらさらとペンネームをサインする。裾のふんわりしたエレガントなサマードレスは、彼のために選んだと言っても過言ではない。このいぶし銀のホテルマンに、将来有望な作家だと印象付けたい。そう遠くない日に「彼女はうちのホテルがお気に入りでした」と、ここを訪ねてくる私の熱狂的なファン達に語ってもらうために。> ロビーの壁には、池波正太郎の水彩画がかけられています。 <ロビーの壁にかかった池波正太郎の水彩画を見て、ああ、今年も帰ってきたんだ、といっそう誇らしくなった。> 多くの作家が逗留した401号室の中のお話は次回に。
by seitar0
| 2023-11-05 09:49
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