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阪神間の交通インフラの発展について、小松左京は <阪神間ほど交通インフラが発達した地域は、世界でも珍しいでしょう。私は西宮の夙川で育ちましたが、阪神国道に路面電車があった頃は、若松町の家からすぐに歩いていけるところに四本もの電車が走っていました。>と語っていました。 そして田辺聖子さんはエッセイ集『歳月切符』「西宮・芦屋」で阪神電車・阪急電車の発展の歴史から派生したヒイキについて語っています。 <阪神間には、阪急・阪神・国鉄と三本の線が並行して走っていて、交通至便なること限りなく、それが住民の自慢でもあるが、阪神・阪急それぞれにヒイキがついているのも、おかしい。野球のことではない。電車のことである。> 現在の阪神間では六甲山系と大阪湾に挟まれた狭い平地を阪急・JR・阪神が走っています。 昔は更に国道2号線を国道電車が走っていました。 <会社自体も張り合っているのだろうけれど利用者同士、互いにヒイキがある。いや、利用していない人でも、熱心なヒイキがいて、野坂昭如氏のごとき、自分は住んでもいないし、電車を利用してもいないのに、「阪急はいい。阪急は客すじからしてちがう」と自分が阪急のオーナーのようにいばっていられる。> このヒイキのお話、田辺聖子さんは短編小説『波の上の自転車』でもネタにして面白く書いています。 <この、阪急と阪神の話が出ると、村山はあさはかにも、またもやむらむらと、何ぬかしやがんねんと思ってしまう。止せばいいのに、「阪神のほうが車体広うて綺麗やわい」と反駁してしまう。「ふん、阪神愛用者の身びいきね。阪急は窓から花の匂いがするわよ、阪神は煤煙が入ってくるだけね」と妻は嗤う。「阪神は海が見えるわい」「阪急は山が見えるわよ」「『一番早い阪神電車』のキャッチフレーズ通りじゃ」「『待たずに乗れる阪急電車』というじゃないの」「『一番早い阪神電車』のほうが、ずっとすっきりして口調がええわい」村山は阪神の株主でもないのに、妻に対抗して阪神電車を推賞しないではいられない。これを要するに、村山は庶民派好みであり、妻の趣味は上流志向である、ということなのだろう。> 同様のお話は、かんべむさし『決戦日本シリーズ』にも出てきますし、阪田寛夫『わが小林一三 清く正しく美しく』でも出てきます。 田辺聖子さんの『歳月切符』に戻りましょう。 <阪急は沿線にお譲さん学校をあまたもち、何よりも宝塚という美女の宝庫のようなトコロがある上、高級住宅地帯を縫って走るので、美しき若きミセスらがご利用になり、電車に香水の匂いがただよう感じである。一方、阪神電車は梅田を発すると沿線工業地帯を走るので、車風というか、雰囲気がまるで違う。而して私はというと、これが国道電車派だったのだ。> 田辺聖子さんは阪神国道2号線の沿線に住んだので、国道電車と阪神電車を通勤・通学に利用されていたそうです。したがって田辺さんはどちらかというと阪神鉄道ファンなのですが、熱烈なタカラヅカファンでもあることから、こう締めくくります。 <ただ、東京からきた人がシミジミ、いっていた。その人は私のところへ仕事で来がてら、ついでに宝塚歌劇を見ていくという、ヅカファンであるが、こういっていた。「阪急はいい電車ですねえ。車内にすでに宝塚歌劇のポスターがあります。歌劇は阪急電車に乗ったときからはじまるんです」> ヅカファンだった田辺聖子さんにとって阪急電車も外せないのでしょう。 しかし、村上ファンドに対抗し、今や二社は統合し阪急阪神ホールディングス株式会社に、いとをかしです。(写真はそのホームページより) 現在では阪神電車車内でも宝塚歌劇のポスターが見られるそうです。
by seitar0
| 2023-10-29 11:07
| 田辺聖子
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