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梅雨空、紫陽花の季節になりました。桜の終わった夙川公園では、緑になった桜の樹の下に、見事な紫陽花が咲き誇っています。 紫陽花の美しい姿を描いた名作といえば、幻想的な作品を数々生み出した泉鏡花の、『森の紫陽花』が一番でしょう。 不思議で美しい世界が泉鏡花特有のテンポの美文で描かれています。 『森の紫陽花』は明治34年の作品で、次のように始まります。 <千駄木の森の夏ぞ晝も暗き。此處の森敢へて深しといふにはあらねど、おしまはし、周圍を樹林にて取卷きたれば、不動坂、團子坂、巣鴨などに縱横に通ずる蜘蛛手の路は、恰も黄昏に樹深き山路を辿るが如し。> 千駄木の団子坂上にある森鴎外記念館は一度訪ねたことがあるにですが、森鴎外が観潮楼に住んでいた明治の頃は、このあたり夏の昼も暗い森だったのでしょうか。 『森の紫陽花』では、森のおどろおどろしき姿が述べられているのですが、続いて、大方の風情はこれに越えて、朝夕の趣き言い知らずめでたきと述べ、特に、夢で見るように美しいのは紫陽花としています。 <分けて見詰むるばかり、現に見ゆるまで美しきは紫陽花なり。その浅葱なる、浅みどりなる、薄き濃き紫なる、中には紅淡き紅つけたる、額といふとぞ。夏は然ることながらこの辺分けて多し。明きより暗きに入る処、暗きより明きに出づる処、石に添ひ、竹に添ひ、籬に立ち、戸にたたずみ、馬蘭の中の、古井の傍に、紫の俤(おもかげ)なきはあらず。寂たる森の中深く、もうもうと牛の声して、沼とも覚しき泥の中に、埒もこはれごはれ牛養へる庭にさへ紫陽花の花盛なり。> 森の中の紫陽花の様々な色の美しさを、そこに射す光と背景にある石、竹、籠、馬蘭、古井などが際立たせています。 薄き濃き紫なる紫陽花。 紅淡き紅つけたる紫陽花も華やかです。 額紫陽花は少ないのですが、清楚で爽やかな印象を与えてくれます。 夙川公園の紫陽花は、『森の紫陽花』ほどの趣はありませんが、梅雨空で湿りがちな心持を明るくしてくれるように、数多く咲き誇っています。
by seitar0
| 2023-06-11 11:23
| 夙川
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