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「日本人のなかには、芸術家が住んでいます」と言ったアン・モロウ・リンドバーグの『日本紀行』から続けます。 ![]() アンが東京に滞在していた時のことでしょう、ある美術館で一枝の桜がかいてある墨画について、次のように説明され、感心します。 <「この古い枝から新しい芽が溌剌としてのびる勢いをいかに画家が写しているか、気が付かれましたか?その若芽は豊かな生命を持っています。あなたもこの若い芽の中にほとばしる樹液を感じ取られるでしょう。> 色彩を排除して墨の濃淡だけで描かれた絵から、アンも生命の息吹を感じたようです。 更に、 <彼はまいてある軸物をのばして、私の前の壁にかけました。彩色のあるもので、その画面の左の隅に雨に濡れしょびれた小鳥と二三の野の花と草とがあるだけで、あとはなんにも描いてありません。描いてはいないのですが、空虚でありません。充実し横溢している空間です。おかしないい方ですが、この画のなかで最も重要なのはなにも描いていない部分なのだと私は感じました。ちょうど、星に対して夜の暗黒が偉大であるように、または談笑しているうちにとても言語などは歯も立たない偉大な沈黙があるように。> 老子の思想から禅につながるようなお話で、すべてを描きつくさず、空白のまま残すことによって、そこに鑑賞者が自由に想像を働かせることを促すものですが、それもアンは感じることができたのです。 <空間に洗われ、閑寂の光を帯びて、小鳥も野草も、生命をもち、独自の面目を発露しています。そのとき私は思いましたが、恐らく日本人は自然界のあらゆるものをこの態度をもって見るのではなかろうか ―閑寂の光を帯びた自然、そしてそれ故に美しいのであるまいか!> 川端康成はノーベル賞受賞式での記念講演「美しい日本の私」で、日本人と自然との関係を語る中で、日本文化の本質を「雪月花の心」すなわち四季折々の自然との一体化としています。そのような日本人の心をアンは感じとっていたのです。 アンは日本での滞在を心から楽しんでいました。
by seitar0
| 2023-03-05 21:18
| 須賀敦子
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