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『BARレモン・ハート』は、古谷三敏による漫画で、酒に関するテーマを扱った作品。 主な登場人物は、バーテンダーで腕は一流で難しい問題も酒のうんちくで解決するオーナー兼マスターと、松ちゃんこと常連客のフリーライター、もう一人の常連客、謎の男メガネさんの3人です。 原作は読んだことがありませんが、BSフジでドラマ化されたスペシャル番組を毎年楽しみに見ています。今年は正月スペシャルとして放映され、年末スペシャル2020で放映された「今夜、ノンアルコールで酔う」も再度放映。 ある日、レモン・ハートに初めてやってきた夏目塔子(宮澤エマ)がオーダーしたのはトム・コリンズ。 編集者である彼女は実はお酒がからっきし飲めないのですが、お酒の描写が秀逸な大物作家・早乙女冬樹(大和田伸也)に新作執筆の依頼をするため、お酒好きで知られる早乙女を口説くにはお酒が飲めないとダメだとレモン・ハートにやって来たのです。 因みにエマさんの祖父、元総理宮澤喜一氏はお酒が入ると放言壁があったそうですが、ドラマでも夏目塔子(宮澤エマ)が酔っ払ったシーンがありました。意識した脚本でしょうか。 ジン、レモンジュース、砂糖、氷をシェイクし、氷を入れたグラスに注いで炭酸水で満たし、軽くステアしレモンまたはレッド・チェリーを飾るトム・コリンズ。 トム・コリンズは小説によく登場し、村上春樹の『ノルウェイの森』や『1Q84』でもでてきます。 『1Q84』で主人公の青豆が六本木のシングルズ・バーのカウンターで一人飲んでいたのがトム・コリンズです。「ねえ、何を飲んでるの?」と女が声をかけてきます。 <青豆はいくぶん戸惑った。女に声をかけられることは予期していなかったからだ。ここは男が女に声をかける場所なのだ。「トム・コリンズ」と青豆は言った。「おいしい?」「とくに。でもそんなに強くないし、ちびちび飲める」「どうしてトム・コリンズっていうんだろう?」「さあわからないな」と青豆は言った。「最初に作った人の名前じゃないかしら。びくりするほどの発明だとも思えないけど」その女は手を振ってバーテンダーを呼び、私にもトム・コリンズをと言った。ほどなくトム・コリンズが運ばれてきた。> 19世紀半ば、ロンドンのハノーバー街にあった”リマーズ・コーナー”という店のボーイ長、ジョン・コリンズが創作したカクテル。はじめは自分の名前をとって「ジョン・コリンズ」としていたのですが、ベースをジュネバ・ジンからオールド・トム・ジンにかえ、「トム・コリンズ」と命名したそうで、名前の由来はほぼ小説に書かれているとおりです。 村上春樹さんは30歳で、千駄ヶ谷でジャズバー「ピーター・キャット」を経営していましたが、シェーカーを振ってまでトム・コリンズを出していたかどうか。 <女はトム・コリンズを一口飲み、それをコースターの上に置いた。そして紙ナプキンで口を叩くように拭った。紙ナプキンについた口紅の色を点検した。「これ、なかなかおいしいじゃない」と女は言った。「ベースはジンよね?」「ジンとレモンジュースとソーダ」「たしかにそんなに大した発明とは言えないけど、でも味は悪くない」「それはよかった」> 配合は違いますが、あまり変わらないジン・フィズなら「ピーター・キャット」にもあったでしょう。 切っても切れない文豪たちと酒との親密な関係、村上春樹だけでなく多くの名エッセーが残っています。 『BARレモン・ハート』のお話の結末は、ドキドキハラハラさせながらも梅雀演じるマスターが、大物作家・早乙女冬樹(大和田伸也)も心臓を悪くしてお酒が飲めなくなっていたことを見抜き、ノンアルコール仕立てのホット・バタード・ラムで乾杯。執筆も引き受けてもらってハッピーエンドでした。 スイーツにもお酒にも目がない私には次回のスペシャルも楽しみです。 しかし最近はあらゆる洋酒が大幅に値上がりし、かつ品切れでお気に入りの銘柄が入手困難になっています。
by seitar0
| 2023-01-15 09:49
| 村上春樹
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