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NHKドラマ『ストレンジャー 上海の芥川龍之介』は、芥川龍之介の紀行文『上海游記』をもとに、小説『アグニの神』や小説『湖南の扇』などをうまく織り込んだ作品です。 『湖南の扇』は<大正十年五月十六日の午後四時頃、僕の乗っていた元江丸は長沙の桟橋へ横着けになった。…>などと、芥川龍之介が湖南省まで赴いた際の紀行文のように書かれていますが、フィクションが加わった短編の小説です。 ドラマ『ストレンジャー』では、『上海游記』の「十六章 南国の美人(中)」で登場する芸者洛娥(らくが)の代わりに『湖南の扇』の主人公となる玉蘭を登場させ、うまく話を展開します。 <時鴻の次にはいって来たのは、――そう一々書き立てていては、如何に私でもくたびれるから、後は唯その中の二人だけをちょいと紹介しよう。その一人の洛娥(らくが)と云うのは、貴州の省長王文華と結婚するばかりになっていた所、王が暗殺された為に、今でも芸者をしていると云う、甚だ薄命な美人だった。これは黒い紋緞子に、匂の好い白蘭花(パレエホア)を挿んだきり、全然何も着飾っていない。その年よりも地味ななりが、涼しい瞳の持ち主だけに、如何にも清楚な感じを与えた。> 洛娥の境遇は、玉蘭に似ており、芥川龍之介は『湖南の扇』の執筆に当たって参考にしたのかもしれません。 小説『湖南の扇』では、湖南でも評判の悪党の匪賊の頭目・黄六一が斬首され、その血をしみ込ませたビスケットがテーブルに置かれます。 ![]() 「あなたがたもどうかわたしのように、・・・あなたがたの愛する人を」 と答え、ビスケットをかじり始めたのです。 そして、同じ娼館に住むルールーという男娼が、革命運動に参加し、命を奪われてしまい、そこに玉蘭が現れ、血が流れた地面に、クッキーを落とします。 持ち帰られたクッキーが卓上に置かれ、ルールーを取り巻く人々が、涙を流しながらそれを分け合って食べるのです。 その時、日本人の村田と芥川はやや遠巻きに見ていましたが、芥川は一歩進んでその輪に混じり、クッキーのかけらを口にするのです。 この人血クッキーという風習は、中国にあった人血饅頭という死人の血を饅頭に浸して食すと無病息災になるという民間信仰をもとにしたものです。 『ストレンジャー 上海の芥川龍之介』は紀行文と小説を見事に融合させたドラマになっています。この脚本を書いた渡辺あやさん、調べてみると何と西宮市出身で甲南女子大卒。2003年、『ジョゼと虎と魚たち』で脚本家デビュー、2011年、NHK連続テレビ小説『カーネーション』で初めて連続ドラマの脚本を担当されています。
by seitar0
| 2022-11-21 23:49
| 海外
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