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頴田島一二郎著「カール・ユーハイム物語」で堀辰雄「旅の絵」の文学散歩の作品が紹介されていました。
![]() <この堀辰雄の「旅の絵」の中にあるユーハイムの章に関しては、若杉慧著「須磨・明石・六甲の旅」のなかで、解説風に詳細に書いている。>と述べられており、早速この若杉慧の著作を図書館で借りてみました。 その著作の中の「『旅の絵めぐり』その一」という章は、次のように始まります。 <「もしもし竹中君……ぼくです、しばらく、……おとといこちらに来ました。ええ、ありがとう。ところできみこの二、三日ひまはありませんか」 - あ、ちょうどいま神戸に出ようとしてるとこや、すこし買物があってね 「じゃあ会いましょう、……どこがいいです? きみの都合のいいところ」 - どこでもいいが‥…じゃあユーハイムにしようか 焼かれたあとのユーハイムは生田神社の西門前に移転新築していることをきいて、そこの二階に行って私は待った。> 何度移転したのでしょう。現在のユーハイム本店は元町商店街の中にあります。 ![]() 店内には夫妻の写真などが飾られていました。 ![]() 著者の若杉慧は竹中郁の親しい友人であったようで、昭和7年竹中郁の『象牙海岸』の出版記念会にも出席し、そこで堀辰雄とも出会っています。 頴田島一二郎は、若杉慧の著について次のように述べています。<また、この著の中には、例のユーハイム店で出す灰皿の写真を載せ、それが、英国人ミッチェルの設計になる、神戸に最初に建った洋館であるという解説も載せている。 この著者は、この後「旅の絵」に描かれた神戸の町を文学散歩しているのだが、堀辰雄の、クリスマス・イヴのユーハイムの章を読むと、まるで、自分がそこにいて、店の奥から、その霧のような雨を見ているような気になるといっている。> 本当にそのような感覚におちいります。 さて若杉慧は後年、ユーハイムの灰皿に対しての思い出として次のような私信をユーハイム店に寄せたそうです。
![]() <「私はその頃月給八十円か九十円の学校教師であったので、ユーハイムの前を通っても、これは西洋人の店くらいにしか思っていなかった。ここに入ったのは、数年後、私に恋人が、出来てからである。その恋人というのは、言えば神戸での上流階級の奥さんだったので、シュークリームはユーハイムが一番おいしいからと誘ってくれて、私がシュークリームという菓子を食ったのは生まれて初めてであった。私が三十二か三、恋人が三十位であった。それから何度かこの店にきた。私が灰皿を見て、なつかしい、と思うのは、そのせいもある。」> ![]() ユーハイムのシュークリームと灰皿の思い出、 古川緑波も「神戸」で戦後のユーハイムについて、次のように述べていました。 <生田神社の西隣りに、ユーハイムがある。歴史も古き、ユーハイムである。無論、元は場所が違った。もっと海に近い方にあったのだが、戦後、此方へ店を出した。神戸といえば、洋菓子といえば、ユーハイム、と言った位、古く売り込んだ店である。今回行って、コーヒーを飲み、その味、実によし、と思った。> 多くの作家、画家に愛されたユーハイムです。
by seitar0
| 2022-10-06 14:14
| 堀辰雄
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