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「新美の巨人たち」でアントニン・レーモンドが設計した聖パウロ教会が紹介されました。 ![]() 私が初めてその存在を知ったのは、堀辰雄『風立ちぬ』の最終章「死のかげの谷」に登場する、「水車の道に沿った小さな教会」からで、数年前、軽井沢に行って、訪ねたことがあります。 ![]() 『風立ちぬ』の12月5日の日記に次のように登場します。 <昔、私が好んで歩きまわった水車の道に沿って、いつか私の知らない間に、小さなカトリック教会さえ出来ていた。しかもその美しい素木(しらき)造りの教会は、その雪をかぶった尖った屋根の下から、すでにもう黒ずみかけた壁板すらも見せていた。> 更に12月12日には教会の前で神父と出会い、ミサに来るよう勧められます。 <私達がそんな立ち話をしているところへ、丁度外出先からその独逸人だとかいう神父が帰って来た。こん度は私がその日本語をまだ充分理解しない、しかし人なつこそうな神父に掴まって、何かと訊かれる番になった。そうしてしまいには何か聞き違えでもしたらしく、明日の日曜日の弥撤(ミサ)には是非来い、と私はしきりに勧められた。> ![]() そして翌日、ミサに出席します。 <12月13日 日曜日 朝の九時ごろ、私は何も求めるでもなしにその教会へ行った。小さな蝋燭の火のともった祭壇の前で、もう神父が一人の助祭と共に弥撤(ミサ)をはじめていた。信者でもなんでもない私は、どうしてよいか分からず、唯、音をたてないようにして、一番後ろの方にあった藁でできた椅子にそのままそっと腰を下ろした。> その翌日も教会を訪ね、神父に入信することを勧められます。 <12月14日 きのう夕方、神父と約束をしたので、私は教会へ訪ねて行った。あす教会を閉とざして、すぐ松本へ立つとか云う事で、神父は私と話をしながらも、ときどき荷拵えをしている小使のところへ何か云いつけに立って行ったりした。そうしてこの村で一人の信者を得ようとしているのに、いま此処を立ち去るのはいかにも残念だと繰り返し言っていた。> この小説では1936年(昭和11年)のでき事となっており、聖パウロ教会が竣工したのが昭和10年ですから、登場する神父は設立者のレオ・ウォード神父(Fr. Leo Paul Ward)に違いないのです。 ![]() ウォード神父が、レーモンドが軽井沢に別荘兼アトリエとして建てた「夏の家」(現在は移設されペイネ美術館)の、木のぬくもりに感激して、教会の設計を依頼したのです。
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by seitar0
| 2022-08-13 16:01
| 堀辰雄
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