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平中悠一の短編集『それでも君を好きになる』に収められた「8年ぶりのピクニック」では、幼馴染の彼女と高校に入ってから離ればなれになっていた主人公が8年ぶりに住んでいた街に戻り、二人は自転車で香櫨園の浜辺に向かいます。 ![]() 写真は白羽弥仁監督の映画『She’s Rain』の一場面。 ![]() そして、「ねえ、この辺だったかしら?最後に一緒にすわったの」と誘われて、砂浜に座ります。 <「ここも変わったね」 ―うん、まあね 曖昧に僕は応えた。右手には、埋め立てられた海の上にそびえる、巨大で不気味としかいいようのない高層アパートメントの群れが、大きく視野を遮っていた。そして左手は、浜っ側にヨット・ハーバーの設けられた大きな埋めたて地。> ![]() <その間に挟まれた、海はもはや海と呼べるものではなくて、ほとんど大きな水溜まり、といった方が適切だった。貨物船の浮かぶ海はその水溜りの外にあった。 ![]() ―でも、まあ、捨てたもんじゃないさ その光景を拒んで僕はいった。> ![]() Google Earthで見るとよくわかります。黄色の矢印の位置が夙川の川口と昔の香櫨園浜海水浴場。 ![]() そこから見えるのは平中悠一の言う「大きな水溜まり」とその先の埋め立て地に立つごみ処理施設です。新西宮ヨットハーバーはこの埋立地の向う側にできています。 村上春樹は、紀行文『辺境・近境』に「神戸から歩く」と題して、震災後の1997年5月に郷里の西宮から三宮までを2日間に渡って歩いて巡った印象を著しています。 <堤防を上がると、かってはすぐ目の前に海が広がっていた。なにも遮るものもなく。でも今は、そうそこには海はない。堤防の向こう側、かって香櫨園の海水浴場があったあたりは、まわりを埋め立てられて、こじんまりとした入り江(あるいは池)のようになっている。 ![]() 平中悠一が『8年ぶりのピクニック』で「ほとんど大きな水溜まり」と呼んだ海は、村上春樹はその10年後に、ほとんど同じ印象で、「こじんまりとした入り江(あるいは池)」と表現していました。 「―でも、まあ、捨てたもんじゃないさ」平中悠一
by seitar0
| 2022-07-14 21:51
| 平中悠一
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