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平中悠一原作、白羽弥仁監督の映画『She’s Rain』の脚本には平中悠一の短編集『それでも君を好きになる』に収められた「8年ぶりのピクニック」の、幼馴染の彼女との8年ぶりに再会する話が織り込まれています。 幼馴染の彼女は、『She’s Rain』ではユウコとして登場しますが、映画では東京の大学に進学したレイコとの再会の場面として脚色されています。 「8年ぶりのピクニック」では、24歳になって、住んでいた街に戻ってきた主人公は、高校に入ってから離ればなれになっていた幼馴染の彼女を8年ぶりのピクニックに誘います。ある駅で待ち合わせた二人。 ![]() <「今日は、どうするのかしら?」彼女が訊いた。あれさ。僕は赤いフレイムの自転車をゆびさした。「ああ」彼女の顔にほおえみが広がった。「おぼえてる。おじちゃまの自転車ね」今じゃ僕のさ「欲しがってたもの、すごく」うん そうだったね。僕は自転車のスタンドを倒した。「どこへ行くの?」……浜 彼女の横顔を僕はうかがった。―いいかな?彼女は少し僕の目を見てから、朗らかにいった。「勿論」> ![]() 向かいのパン屋で二人分のローストビーフ・サンドウィッチおアップルサイダーを買って、自転車に乗り、川沿いに浜まで下って行きます。 ![]() <川は小さなものだったが、川口に近づくにつれて水量を増し、深く、緑色になっていった。川沿いの木立からの、鳥の啼き声を聴きながら、僕はいった。もうじき海だね。> 堤防に着くと、自転車をそこに残し、二人は浜に下ります。 ![]() <「あ、いい?」ちいさくいった彼女は、すんなりと、僕の左肩に掌を置いた。左脚を上げて、パンプスをはずし、ひくりかえした。もう16歳じゃないんだ。僕は、変だけど、そう思った。ストッキングごしの、まだ灼けていないアキレス腱、心持ちひらいた足指のあたりに目をやりながら。彼女の表情は髪に隠されていた。>
by seitar0
| 2022-07-12 11:10
| 平中悠一
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