NHKスペシャル - ドラマ 東京裁判は見ごたえのある力作でした。
その中で目を惹いたのが、判事たちの宿舎となった帝国ホテルのシーン。

明治村で撮影したようですが、当時の帝国ホテルの様子が再現され、興味深く見ておりました。
須賀敦子さんも、東京裁判が終わって2,3年後だと思いますが、『ヴェネツィアの宿』で父上から帝国ホテルの夕食に招かれた時のことを、次のように述べていました。
<ホテルという日常からかけはなれた空間を父が愛するようになったのには、あのヨーロッパ旅行での経験が大きく影響していたのだろう。私が女子大の寮にいたころ、父は関西から出てくると、うれしそうに電話をかけてきて、彼が定宿にしていた帝国ホテルの夕食に呼んでくれた。もちろんまだライトの建築だったころで、天井の低い、迷路のような廊下を通って彼の部屋を訪ねていくのが、私にとっても、家にいるときの気むずかしい父とは別人に会いに行くようで、愉しかった。>
目についたのが判事たちが語らっているバーや食堂の椅子のデザインです。
現在の内幸町にある帝国ホテル東京の2階にあるオールドインペリアルバーもフランク・ロイド・ライトの設計を踏襲したような背を持つ椅子が使われています。

そこで思い出したのが、ライトと遠藤新の共同設計による自由学園明日館の椅子でした。

上の写真は明日館の暖炉のある部屋ですが、帝国ホテルのような部屋です。

上は明日館のシンボルともいえる大きな明かり窓ですが、この場所も旧帝国ホテルの婦人用ラウンジに感じが似ています。
明日館の小食堂に置かれている古いテーブルと椅子について、遠藤新が「卓と椅子とに因む」と題したエッセイがありました。

<自由学園の卓と椅子を頼まれてやった。試みに普通の考えにして見積もったら予算の二倍にもなった。これはいけないと思った。すぐ方針を換えなくてはならぬと感づいた。>
そこで知恵を絞って、目的のデザインを達成するのです。
このような学園で学び、食事ができた児童たちはなんて幸せだったのでしょう。
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