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遠藤周作は大連時代にクロという満州犬を飼っていました。小説『影法師』にもクロの思い出を基にした、雑種犬の話がでてきます。 ![]()
この小説では帰国後飼っていた犬として登場していますが、読んでいくと間違いなくクロがモデルになっていることがわかります。また「兄弟もなく」というのは、小説ですから事実とは異なり、優秀な兄・正介がいましたが、少年時代は周作と悲しみをわかちあえる兄ではなかったのではないでしょうか。 「僕」が小説家として登場する『影法師』からです。 <今でも僕の小説にはしばしば犬や小鳥が登場しますが、それは単なる装飾ではありません。あの頃、僕にとっては、あまり人には言えぬ少年の孤独をわかってくれるような気がしたのはこの雑種の犬だけでした。> ![]() NHK「こころの時代~宗教・人生~遠藤周作没後25年、遺作『深い河』をたどる」の中で紹介された大連時代の愛犬クロの写真(おそらく右側) そして犬の眼差しを基督の眼差しと重ね合わせるのです。 <今日でも、犬のうるんだ悲しげな眼をみると、僕はなぜか基督の眼を思いうかべます。もちろん、その基督とは、昔の貴方のように自分の生き方に自信をもっていた基督ではありません。人々に踏まれながらその足の下からじっと人間をみつめている疲れ果てた踏み絵の基督です。> ![]() これは『沈黙』で遠藤周作が描きたかったキリストに重なります。 また、エッセイ『別離』でも次のように述べています。 <聖書を読み、自分を棄てたペテロを「ふりむいて眺めた」イエスを思う時、私はなぜか、あの時のクロの寂しそうな眼を思いだした。それは少年の頃、私の味わった最初の別離だが、老いた今ではそういうことが人生の大事な思い出になる。> 遠藤周作は、終生追い求めた日本人にとってのキリスト像を表すのに、しばしば愛犬クロの思い出を作中に登場させたのです。
by seitar0
| 2021-11-16 09:36
| 遠藤周作
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