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田辺聖子さんが新婚時代過ごした神戸諏訪山の異人館暮らしは、エッセイや対談で紹介されていますが、その体験が『お目にかかれて満足です』にも姿を変えて登場します。 ![]() 例えば、小川洋子さんとの対談で、異人館を手放した理由について、 <田辺 空き巣が入ったの。昼間誰もいなかったり、夜、灯がついていなかったりすることが多くてね。それでおっちゃんが嫌がり出して。 小川 鉢合わせしたら恐いですもんね。>と空き巣が入ったことを話されています。 ![]() <二階にいた私が、何げなく下りてみると若い男が台所のまん中にいた。私はとっさに泥棒だ、と直感したが、もしかして、訪問客だったらいけないと思い、微笑を浮かべようかどうしようか、そう迷っているうち、顔は不随意筋のように、ニヤッとゆがんで笑っていた。若い男はきょろきょろした。そのとき、庭に通じるフランス窓から洋が、これも何げなくはいってくるなり、「誰や!こらッ!」と大声でどなった。> きっと空き巣に入られた後で、もし鉢合わせしたらと、その場面を描いてみたのでしょう。 また、異人館から見える公園について、対談で次のように述べられています。 <田辺 私が異人館のお屋敷に住んでいたころの話なんだけど、朝起きて、窓から見てたら、下の公園で西洋人の子どもがキャッチボールをしていて、そのボールがコロコロ転がってきたの。そしたら「おっちゃん、ほって」なんて言うのよね。 小川 ああ、西洋人の美しい顔の子が。> ![]() この公園とは諏訪神社参道入口、神戸市立花と緑のまち推進センターの西隣りにある諏訪山公園のグラウンドにちがいありません。 ![]() そこでのキャッチボールの場面は『お目にかかれて満足です』で、次のように描かれています。 <この山手は外国人の住宅も多くて、外国人の子弟を収容する、寄宿舎付きの学校があるので、午後になると、金髪の子供たちが鷲の森神社の境内で、キャッチボールなんか、したりしている。クスリをやってる、という噂もあったけれど、でも、それも、一味ちがう風趣をもたらすくらいのもの。> 鷲の森神社とは諏訪神社がモデルになっているにちがいないのです。 ![]() 当時はまだ諏訪山にも異人館が残っていたのでしょう。こんな場面も小説に登場します。 <この前、表の木の柵のあたりを掃除していたら、若い娘が三、四人通りかかって、「あっ、いい家……古めかしい洋館。みてみて」と、さえずり合って、どこのことをいっているのかと思えば、私の家と、隣家を指しているのだった。彼女たちは細い私道へはいりこんで来て、珍しげに覗きまわっていた。旅行者のようだった。> これも田辺聖子さんの実体験のように思われます。 ![]() 実は私も先日その私道を珍しそうに登らせていただきました。
by seitar0
| 2021-05-02 11:55
| 田辺聖子
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Comments(2)
田辺聖子さんの小説は面白くて爆笑するのやロマンティックなものまで結構読んでますね。伊丹市民で、妹さんが実家の近所に住んでらっしゃいました。聖子さんの姪御さんが、弟と同級生で歯医者さんになってます。
諏訪山、なつかしいです。 私、学校が諏訪山だったんです。 コロナで、神戸も長い間行ってないです。
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hirorinさん、コメントありがとうございます。
田辺聖子さんと結構、ご縁があったのですね。諏訪山何度か登ってみました。聖子さんが住まれていた洋館は一番上なので、大変でした。
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