3月14日に東京で桜の開花宣言が出されましたが、夙川公園でも昨日からチラホラ開花しだしました。
関西の桜の開花は、何故か東京より5日程度遅いのですが、今年は記録的な早さ。

桜の開花を見ているとなぜか嬉しい気持ちになってきます。

私が勝手に夙川の標準木と決めている「こほろぎ橋」を背景にする桜も開花しました。
こちらは川面に映える桜。
この時期になると、いつも引用させていただいているのが、赤瀬川原平『仙人の桜、俗人の桜』。
そこには桜の開花を待ち望む日本人の心が、面白く描かれています。
<日本は桜の国だ。春になると南から桜前線が攻め込んでくる。そうするともう日本中が大変なのだ。さあ攻めてきたというので、みんな弁当を作り、ゴザを用意し、いまはビニールシートだが、酒ももちろん買い込んで、仲間と連絡しあい、集結地点を確認する。
会社や団体ごと動くこともあり、その場合はまず若い斥候が密かに集結地点を偵察に行き、あらかじめビニールシートをしかける。そうやって敵を防いでおいて、そこへ本舞台が出陣していく。
つまり桜前線が北上してくると、ほとんど日本中が戦争状態に突入する。うかうかしてはおれないのである。敵は何かというと、わからない。敵の正体はわからないまま、とにかくみんな桜の樹の下へ出陣していく。>
しかし、夙川公園は昨年に引き続き、飲食禁止。
それでも松の緑と満開の桜並木の下を歩くのが楽しみです。