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野坂昭如『早すぎた夏』から続けます。 俊夫は満池谷の寄寓先で、大火傷を負った母の戦災者特配米を炊いてもらい、上野病院(回生病院)へ毎日届けていました。 <俊夫の病院通いに、礼子は必ず同道し、その行きかえり、胡瓜やトマトをもぎ、依然として熱がひかず、食欲のないまま痩せる一方の母に、たとえ青くともトマトの一つ食べさせる仏心は毛頭うかばず、むしろ、ますます減った重箱の飯を、木立のかげにひろげて、「どうせ、お母ちゃん食べられへんねん、礼子さんにあげるわ」礼子も、遠慮しつつ眼の前の飯粒の魅力にはあらがえぬ。> ![]() <七月半ばになると、食糧の遅配がめだって、小母さんは露骨に世話をいやがり、礼子にも、「なんせ体の具合のわるいいうことで、工場休んでるねんから、あんまり、出歩いたらぐつわるいで」と足留めくわせ、だが、礼子は気にもせず、抜け出し、それはあるいは、夙川に戦前からある喫茶店の一軒が、人口甘味ながら寒天を売っていて、俊夫は銀行で金をおろし、一個三円のそれも造作なく買ったし、一緒に歩けば、菜園荒らしのお裾分けにあずかれるせいかも知れぬ。> 野坂昭如は銀行預金通帳を母からあずかっており、お金は十分持っていたようです。そして、礼子を連れて回生病院に向かう途中、しばしば立ち寄ったのが夙川の喫茶店パボーニでした。 ![]()
『早すぎた夏』では、俊夫は満池谷の寄寓先を出て、回生病院に寝泊まりすることになります。実際には、寄寓先に居ずらくなった野坂は、近くの空いていた防空壕に移って、しばらく住んでいましたが、その間も次女との交流は続いていました。
by seitar0
| 2021-03-09 13:24
| 野坂昭如
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