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『3時のアッコちゃん』((2014年10月 双葉社/)で阪急梅田駅をべた褒めした柚木麻子さんですが、雪乃さんといわれる方から、柚木麻子さんが「ハンキュー」という鞄が登場する小説も書かれているとお聞きし、早速読ませていただきました。 ![]()
<後輩の三芳ちゃんは八重歯を見せて笑った。大阪出身の彼女はこの鞄をなぜか「ハンキュー」と呼ぶ。茶色で光沢のある外見が、京阪神をつなぐ阪急電車によく似ているからだそうだ。「このコ、私みたいだよね」三芳ちゃんに聞こえないよう小さく言った。ハンキューが売れたら伊藤君の正式な恋人になれれる、と智美は密かに願をかけている。> ![]() この小説の最後では、智美は伊藤君と別れて、二十万円を手にして閉店間際の店に戻って、自分のためにハンキューを買おうとするのですが、店の入り口で佇んでいる眼鏡をかけた女の子に出会います。そして女の子は智美に「その鞄、見せてもらえますか」と尋ねます。 <値段を告げると、彼女は一瞬目を丸くしたが、「ま、それぐらいですよね」と、言い聞かせるようにつぶやいた。「就職活動用にと思ってるんです」女の子は恐る恐るハンキューの持ち手を握り締め、不安そうに自分の姿を鏡に映した。智美は目を見張った。まるで誂えたようにハンキューはぴたりと彼女になじんでいた。履き古したコンバースやくたびれたコートまで、急にお洒落に見えてくる。革の輝きは子供っぽい横顔を聡明にし、小さな体に地に足のついた魅力を与えた。> 智美は恋を一つ失ってしまいましたが、最後の接客で大切なこと学びます。 「ハンキュー」と呼ばれるチョコレート色の高級鞄の運命をモチーフにした切なく心に響く作品でした。 ところで、「阪急」と名付けられた猫もいました。幸田文さんの最後の飼い猫。 ![]() <この猫は、猫好きの祖母を見こんで家の玄関前に置かれていた捨て猫だった。その日、大阪の阪急百貨店で出版記念サイン会を開くことになっていた祖母は、仕事に追われて飛行機で大阪へ飛ぶ予定になっていた。支度をして家を出ようとし、母が送りに出した玄関で、捨てられた仔猫と対面したのである。今のように空の旅があたりまえではなかった昭和32年のこと。祖母は仔猫を邪険に扱うことに気あたりがして、留守番に残った母にミルクをやるように頼んで出かけた。祖母は大阪から無事に帰り、猫はサイン会のあった場所にちなんで阪急という名で家族の一員となった。>
![]()
by seitar0
| 2020-11-15 14:53
| 大阪
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