神戸大丸の向かいにある少し小さな三宮神社、開港直後に神社の前を通る西国街道で国際紛争に発展した神戸事件が発生し、鳥居の横には「史蹟神戸事件発生地」という立派な石碑が立っており、三宮の地名の由来ともなっている由緒ある神社です。
先日、ノマドな神戸異人館ガイドさんに案内いただいて、境内に戦前は湊川新開地と並び称せられるほどの大歓楽街となっていたことがわかる全体図が掲示されていることを教えていただきました。

航空写真の黄線で囲んだ部分が昔の境内となります。
妹尾河童の『少年H』に、その歓楽街にいつも洋服を注文してくれるピエールさんのレストランがあり、少年Hが父親に連れられていった様子が描かれていました。

<そのレストランは、元町にある大丸百貨店の斜め前の、電車通りに面していた。二階がレストランで、一階が酒瓶がずっと並んだバーだった。二階への階段の手すりは金色の唐草彫刻がしてあって、少し円形を描きながら登っていた。>
入り口は通りに面してたようです。
全体図の「三宮バー」の二階にピエールさんのレストランがあったようです。(上の写真で黄線で囲んだ部分)
<「下へ降りて裏口から出たら、あんたの好きなものが見えるわ」と父親が言って笑った。Hはいわれた通りに、バーの裏口のドアを開けて外へ出た。すると狭い通路になっていて、向かい側にもドアがあった。それを開けてみて驚いた。映画館の中へ通じているドアだった。Hはそうかと思った。レストランと映画館は、同じ路地を挟んだ隣あわせの建物だったのだ。>
三宮バーの裏口を出ると、三宮キネマに続きます。この映画館で少年Hは、チャップリンの『モダン・タイムズ』を見たのでした。
境内に映画館は「三宮キネマ」「萬国館」「三宮倶楽部」があります。
「歌舞伎座」は明治以来の芝居小屋、隣接して芝居の「ときわ座」、講談などの寄席「雑居亭」がありました。
飲食店や珈琲店も数多く見られますが、眼を惹くのがカフェパウリスタ。
大正9年にここに新築移転しており、最先端の近代ビルディングでした。カフェパウリスタは珈琲だけでなく、麦酒やブランデーも提供する安価な飲食店として親しまれていたそうです。

三宮神社の境内は、なんとも奇妙な光景を呈していました。
htmx.process($el));"
hx-trigger="click"
hx-target="#hx-like-count-post-240637126"
hx-vals='{"url":"https:\/\/seitar0.exblog.jp\/240637126\/","__csrf_value":"80f0cebfb9530de9023052a0357600554d367596e76a554f73daee42fcb86849f8f244cb0882eabd6affdfd92a536f4d53e6e0541a22c74190e91db1e7be3882"}'
role="button"
class="xbg-like-btn-icon">