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新型コロナ緊急事態宣言遠出を自粛して、近場で文学散歩をと、久々に引っ張り出したのは清水博子『vanity』。 ![]() 東京のアパートを焼け出された32歳の外資系OL・画子は、合コンで知り合った米国留学中の恋人に勧められ、西宮の甲東園の邸に住む彼の母親のもとで婚約者候補として「行儀見習い」という名目で、奇妙な同居生活を送る羽目になります。 画子の目から見たマダムのスノビッシュな日常を「vanity」、すなわち「虚栄心、うぬぼれ、空虚、むなしさ、はかなさ、つまらなさ」として批判の眼差しで描いた、ある意味痛快な私小説。 甲東園にあるマダムのお邸の風景が、東京暮らしに慣れた清水博子の眼で描かれています。 <恋人のうちは六甲の山ン中にある。山ン中の家では恋人の母親であるマダムがひとりで暮していて、お仕事を辞めたのでしたらうちでもかまいませんけど、と画子をあずかる意向を述べた。露骨に迷惑がられ、親切に高値をつけられたようだった。> 清水博子にとっては甲東園も六甲の山ン中。 ![]() お邸はこのくねくね坂道を登った甲東梅林あたりにあったのでしょうか。 <大阪側から神戸側へと太陽が移動し、六甲山がけわしくなる。山並がとぎれずつづく風景は画子の育った東京郊外でも見られたが、傾斜がまるでちがう。関東平野には入口も出口もない。西宮では山を背にすると海の気配がある。どうすれば海と接続できるのかはわからない。二階には山側にも海側にも窓がある。二間をつなぐ山側の化粧室は水が出ない。> 六甲山系と大阪湾に挟まれた阪神間の景色は、明らかに東京とは違います。 ![]() 西宮から神戸にかけて、阪神間では北側を山側、南側を海側と呼びます。 ![]() 全国の百貨店の中でも、エスカレータの上に、山側、海側の標示があるのは、神戸大丸だけでしょう。 原田マハ『おいしい水』でも、阪急電車から眺める風景を次のように表現しています。 <あずき色の電車は、大阪・梅田から、私の住む西宮北口という駅を通って、神戸・三宮、新開地まで走っていた。特急ならば、西宮北口から三宮まで十分ちょっと。物足りなくて、私はしばしば普通電車に乗った。車窓から眺める風景が、何より好きだったのだ。山側は北。海側は南。方向音痴の私でも、神戸では方角を間違えようがない。そんな大らかな地図のような街が、大好きだった。> 私も阪神間に育ったせいか、東京在住時はしばしば方角がわからなくなり、迷子になってしまいました
by seitar0
| 2020-04-18 15:41
| 清水博子
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