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村上春樹『五月の海岸線』から続けます。 神戸のホテルに着いた僕は、街で買ったスポーツシャツに着替え、新しい運動靴に履き替えると、タクシーで懐かしい場所に向かいます。 <一時間後にタクシーを海岸に停めた時、海は消えていた。いや、正確に表現するなら、海は何キロも彼方に押しやられていた。古い堤防の名残だけが、かつての海岸道路に沿って何かの記念碑のように残されていた。それはもう何の役にも立たない、ただの古びた低い壁にすぎない。> そこは昔村上春樹が少年時代よく泳いだ芦屋浜です。行ってみると現在は小説に書かれているように海岸通りに沿って、低い壁になって続いています。 ![]() 写真は1959年の芦屋浜。芦屋川河口から東に芦屋浜の海岸線がありました。 < 初夏を思わせる日差しが、大地に降り注いでいた。「もうここができて三年にもなるかな」とタクシーの年配の運転手が教えてくれた。「埋め立てをはじめてから七年くらいかかたけどね。山を切り崩して、ベルト・コンベアで運んだその土で海を埋めたんだよ。そして山を宅地にして、海にアパートを建てたんだ。知らなかったの?」「もうかれこれ十年振りだから」と僕は言った。> ![]() その後建てられた高層アパート群です。これは1979年の写真なので、1980年の小説に書かれているのは、ほぼこの姿だったと思われます。 <運転手は肯いた。「ここにすっかり変わったよな。もう少し行けば新しい海岸に出るけれど、行ってみますか」「いや、ここでいいよ、ありがとう」彼はメーターを倒し、僕のさしだす小銭を受け取る。海岸道路を歩くと、顔にうっすらと汗がにじんでくる。五分ばかり道路を歩いてから防波堤に上り、幅五十センチほどのコンクリートの壁の上を歩きはじめる。新しい運動靴のゴム底が軋む。見捨てられた防波堤の上で、僕は何人かの子供たちとしれ違う。>
![]()
by seitar0
| 2019-10-26 22:18
| 村上春樹
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