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村上春樹の短編『五月の海岸線』(初出「トレフル」1981年4月号)の冒頭は、 <昔の友人から送られてきた一通の手紙、結婚式への招待状が僕を古い街へと引き戻すことになる。>という文章で始まります。 村上春樹は短編の名手、それぞれの文章が読者一人一人の異なる感性に訴えかけるようです。 主人公の僕はスーツケースに荷物を詰め、新幹線に乗りこみます。そして学生時代の12年前(1968年)、その街に恋人を持っていた僕は、大学の休みが来ると同じように朝一番の新幹線に乗って古い街へ戻っていました。 ![]() <「街」に着くのはいつも昼前だった。太陽はまだ中空に昇りきらず、「街」の隅々にはまだ朝のざわめきが消えずに残っていた。僕はスーツケースを抱えたままコーヒー・ショップに入ってモーニング・サービスのコーヒーを飲み、それから彼女に電話をかけた。そんな時刻の「街」の姿が僕は好きだった。朝の光、コーヒーの香り、人々の眠た気な目、まだ損なわれてはいない一日、僕の指がダイヤルをまわす音。> さて、新幹線を降りて、モーニン・サービスのコーヒーを飲む街、具体的な地名はまったく登場しませんが、描写からして神戸のようです。 ![]() 午前中の神戸の街はまだすいていて、おしゃれな街角の風景を楽しむのにぴったりの時間帯です。 <僕はホテルのずっと手前でタクシーを降り、がらんとした朝の大通りをぶらぶらと歩きながらそう思う。僕にはもう会うべき相手もいなければ、電話をかけるべき相手もいないのだと。ここはもう僕の街ではないのだ。> ![]() 久しぶりに訪れた神戸の街角の風景が学生時代の思い出とともに鮮やかによみがえります。 <通りにはバターの焼ける匂いや新茶の香りや歩道に撒かれた打ち水の匂いが漂い、開いたばかりのレコード店の店先には新しいヒットソングが流れている。そんな匂いや音が、意識の淡い影をすりぬけるように体の中には少しずつ浸み込んでいく。> ![]() さてそこは村上春樹が少年時代に遊んだ思い出の芦屋浜。その風景描写は村上作品には珍しく具体的です。それは次回に。
by seitar0
| 2019-10-24 16:11
| 村上春樹
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