奈良ホテルに到着し、部屋に通されると牛乳石鹼「カウブランド赤箱」がテーブルの上に置かれていました。
ただの牛乳石鹸ではありません。
創業110年を迎える奈良ホテルが、創業年が同じ牛乳石鹼共進社とコラボレーションし、「110周年記念・限定パッケージ赤箱」を制作したとのこと。

赤箱のイメージはそのままに、表面の“牛” のイラストを、片面はそのまま、もう片面は奈良を象徴する“鹿”に変更されていました。

この奈良ホテルの鹿のいる光景を、今から103年前の大正5年に奈良ホテルに宿泊した高浜虚子が、国民新聞に「奈良ホテル」と題して9回にわたって連載した、第6回目の記事で述べています。

<昼間に鹿の鳴き声は時々聞こえるが、それより絶えず窓の下に現れて来る其の姿を見る方が多かった。食後窓に凭れて下の芝生を見下ろしていると、そこに軽々しく現れ来った一疋の雌鹿は芝生の上を歩き乍ら何物かを啄んでいる。>
私もダイニングルームのテラス席で名物の朝粥を食べ、ふと窓の下を見ると、鹿の家族がもの憂げに寝ころんでいました。この家族はここで一夜を過ごしたのでしょうか。
高浜虚子は窓から口笛を吹いて呼んでみますが、耳を回転させたものの、虚子には気付かなかったようです。
<それは窓の下に見る近景であったが、池を隔てた遥か彼方の柿林の下には角のある鹿や、無い鹿が遊んでいた。累々と実った赤い実をしょっている柿の木の下に鹿の居るということが私には目新しい景色に眺められた。これは奈良でなければ見られぬ光景であろうなどと考えた。>
確かに奈良でなければ見られぬ光景です。
私は朝粥を食べ終えて、しばらく鹿の家族の様子を見ておりましたが、しばらくすると順に立ち上がり、朝食に向かうのか三々五々どこかに歩き去っていきました。
朝食にでも向かったのでしょうか。
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