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原田マハさんの『おいしい水』は、学生時代の神戸の思い出を元町に創作した短編小説。 主人公・安西のバイト先で、ポストカードや外国の文具、写真集や画集などを売る輸入雑貨の店「スチール・アンド・モーション」は、最近まで元町にあった「ONE WAY」がモデルで、そのオーナーだった、原田マハさんのあこがれの人・ムツミさんも小説『おいしい水』では、ナツコさんとして登場します。 <毎週訪れては、写真集をあれこれひっくり返して眺めた。値段を見るたび、あきらめの嘆息が出る。買っていくのは、ポストカードを一、二枚だけだった。いつも物静かにカウンターの中に立っていた、小柄なおかっぱ頭の女のひとの目に、私はどんなふうに映っていたのだろう。あるとき、彼女のほうから声をかけてきたのだった。。写真好きやったら、ここでアルバイトしてみません?> 小説でこのように描かれた場面、まさに原田マハさんの学生時代の出来事を綴られたようです。旅のエッセイ『フーテンのマハ』では、トアロードを少し北上して脇道に入ったところにある雑貨店「ONE WAY」を、忘れられないわが青春の場所として、その体験を次のように述べています。 ![]() <以来、足しげく通ったが、当然、高額な洋書など買うお金は持ち合わせていない。ただ憧れて眺めるだけ。何も買わずに何十分も過ごした。にもかかわらず、レジにいる女性(短いボブ、黒い服、何かとてもいい香りを身にまとった大人の女性だった)は、ただ静かに、店内でたったひとりの客だった私を見守ってくれた。> ![]() <店に通い始めて一、二カ月経った頃、唐突に女性が声をかけてきた。もしも時間があるようならば、うちアルバイトしませんか。?と。女性の名前はムツミさん、店の唯一のスタッフにしてオーナーだった。あまりにも頻繁に通って熱心にあれこれみつめていたものだから、よっぽどこの店に興味があるように見えたのだろう。願ってもない申し入れだった。他のバイトをやりくりして、毎週末うきうきと、私は店に通った。> 実は小説『おいしい水』では、「スチール・アンド・モーション」は最後に閉店してしまっていました。 <二月最後の日曜日。ナツコさんが「はい、これ。お疲れさま」と、給料袋を渡してくれた。すぐに袋を開けて、ツケで買っていた写真集の代金を払おうとすると、「ええねんよ。ここで働いてくれた記念に、プレゼントする」一瞬何を言われたのかわからずに、瞬きしながらナツコさんを見た。ナツコさんは寂しそうに微笑んだ。「今月いっぱいで、店じまいすんねん。このビル、取り壊しが決まったから」私はナツコさんの顔を穴が開くほどみつめた。どうしても言葉が出てこない。> 原田マハさんは、「ONE WAY」の閉店どう思われていることでしょう。 『フーテンのマハ』には、次のように述べられています。 <この時期に「ONE WAY」で目にしたアートブックやポストカードがその後の私の進路(アート関係の仕事)を決定した、と言ってもいい。大人の女性のお手本のごときムツミさん、その感性の豊かさもまた、私の人生に光を投げかけてくれた。> 「ONE WAY」は原田さんの進路を決定づけたお店であり、オーナーのムツミさんもマハさんに大きな影響を与えた方だったようです。
by seitar0
| 2019-08-25 13:17
| 原田マハ
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