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原田マハさんの『おいしい水』は、岩波書店のCoffee booksシリーズの一作で、美しい港町、神戸を舞台とする短編ラブストーリー。 ![]() 短編ではありますが、要所要所に挿まれた伊庭靖子さんの写真のような絵が、ストーリーに引き込み、何かを訴えかけているようです。 ![]() 19才の主人公・安西は神戸の写真集のお店「スチール・アンド・モーション」でアルバイトをしながら、近くの喫茶店に通います。 <まるで恋人に会いにでもいくように、毎週末、私は心を弾ませて出かけていった。大好きな通りがあった。大好きな店があった。おいしいコーヒー屋があった。心にいつまでも残る、山と海と街の風景があった。> ![]() 原田マハさんの大好きな神戸の街。青春時代を過ごした街を愛おしむように描かれています。 安西がべべと出会ったのは、バイト先の店主ナツコさんが教えてくれた「エビアン」。 ![]() 「エビアン」は神戸大丸の西側、上の地図の赤丸のところにあります。 エビアン珈琲ショップは1952年に港町神戸で関西初のサイフォンカフェとして誕生したお店。入口のショーウインドウには、創業当時の写真が飾ってありました。 ![]() <「エビアン」のトーストサンドとコーヒーが、ナツコさんの朝食だと知っていた。だから私も、それを真似したかった。最初の目的は、純粋にそれだけだったけれど。 ![]() ガラスのドアの向こうに、こげ茶色のテーブルと、緑色の革張りの背もたれ付きの椅子が規則正しく並んでいる。座っているのは中年を過ぎた人ばかりだ。タバコをくゆらせるおじさん、新聞を広げるおじいさん。おしゃべりするおばさんたち。若者を寄せつけないような独特のオーラが、その場所にはあった。> 落ち着いた色合いの「こげ茶色のテーブルと、緑色の革張りの背もたれ付きの椅子」は今も変わりません。 ![]() べべはいつも一番奥のテーブルに座っていました。そして安西はその隣の席に座ります。 <白いエプロン姿のママさんが、不愛想にコーヒーを運んでくる。目の前に置かれたトーストサンドを黙々と食べ、ちびちびとコーヒーをすすった。全神経を隣の席に、彼の呼吸に集中させながら。> ママさんに愛想が無いと感じたのは私だけではなかったよう。 ![]() でも創業時から変わらコーヒーの風味はさすがです。 短編の名手、原田マハの失恋物語。短編とはいえ、心に残るものがありました。
by seitar0
| 2019-08-12 22:39
| 原田マハ
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