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奈良ホテルは明治42年西村仁兵衛(都ホテル創業者)が設立した大日本ホテル株式会社により営業開始しましたが、開業から4年も満たずに幕を閉じ、大正2年には鉄道院が経営を引き継いでいます。その後の紆余曲折を経て、現在は株式会社奈良ホテルが経営しており、2018年にはJR西日本により完全子会社化されています。 ![]() 現在耐震補強工事が進んでおり、一部入れない場所があるせいか、日本を代表するクラシックホテルの一つとしては、リーズナブルな価格設定だったので、暑気払いに行ってきました。 中でも堀辰雄は何回か訪れており、昭和16年10月10日から10月17日まで、小説を書くため一人で18日間の長逗留をしています。ここで古寺を見て廻り、天平時代の小説の構想を練ったのですが書けず、帰京してようやく『曠野』を書きあげたのです。 堀辰雄は奈良ホテルに18日間滞在したときの出来事を毎日欠かさず妻に書き送り、その内容は掘多恵子編『堀辰雄 妻への手紙』に公開されています。 ![]() 読むと、驚いたことに葉書や手紙を日に一度だけではなく、日によっては二度、三度、奈良ホテルから送っているのがわかります。 そしてその手紙をベースに、『大和路・信濃路』が書かれたようです。 ![]() 『大和路・信濃路』からです。 <一九四一年十月十日、奈良ホテルにて くれがた奈良に着いた。僕のためにとっておいてくれたのは、かなり奥まった部屋で、なかなか落ちつけそうな部屋で好い。すこうし仕事をするのには僕には大きすぎるかなと、もうここで仕事に没頭している最中のような気もちになって部屋の中を歩きまわってみたが、なかなか歩きでがある。これもこれでよかろうという事にして、こんどは窓に近づき、それをあけてみようとして窓掛けに手をかけたが、つい面倒になって、まあそれくらいはあすの朝の楽しみにしておいてやれとおもって止めた。その代り、食堂にはじめて出るまえに、奮発して髭を剃ることにした。> 堀辰雄の泊まった部屋の写真がありました。 ![]() <十月十一日朝、ヴェランダにて けさは八時までゆっくりと寝た。あけがた静かで、寝心地はまことにいい。やっと窓をあけてみると、僕の部屋がすぐ荒池に面していることだけは分かったが、向う側はまだぼおっと濃い靄もやにつつまれているっきりで、もうちょっと僕にはお預けという形。 なかなかもったいぶっていやあがる。さあ、この部屋で僕にどんな仕事が出来るか、なんだかこう仕事を目の前にしながら嘘みたいに愉たのしい。きょうはまあ軽い小手しらべに、ホテルから近い新薬師寺ぐらいのところでも歩いて来よう。> 堀辰雄は荒池に面した二階の部屋に泊まっていました。 ![]() 昭和16年10月16日(夜)附けで妻に送った絵葉書にその位置まで書き込まれています。荒池に面した二階の部屋です。 現在の荒池から見た奈良ホテル。 もう少し文人たちが訪れた奈良ホテルの話を続けます。
by seitar0
| 2019-07-31 21:12
| 堀辰雄
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