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パールバック『私の見た日本人』で戦前の日本について述べた章で、「日本人は美なしでは生きられません」と述べているのが印象的でした。 ![]() <長い鎖国時代がまったく悪かったかというとそうではありません。日本は鎖国時代に自国の方針を熟慮することができましたし、慣習を結晶化させて無比の芸術を発達させることができました。自然や美しい島々から深い影響を受けたことは言うまでもありません。美は日本人の生活のあらゆる領域に浸透しています。> たしかに古来の伝統文化が鎖国の間に、更に洗練されていったのかもしれません。 <日本の簡素な家屋の造りには床の間と掛け軸に一輪挿しの花という組み合わせの美が生まれました。現在の日本家屋にも床の間、生け花、掛け軸があります。家は清掃が生き届いています。もちろん大都市にはスラムもありますし、だらしない家庭の主婦もいますが稀です。日本の家はあまり散らかっていません。> しかしながら今や日本家屋は減り、集合住宅が増えた日本、かなり変わりました。 どちらかというと、現在では家の中の整頓はお客を招く習慣が一般的な西欧のほうが進んでいるように思うのですが。 ![]() <壁に相当するのは襖や障子で、開けたり閉めたりすることで一つの部屋が大きくも小さくもなります。部屋には床の間に掛け軸が一幅あります。二幅でもないし、大きな絵画でもありません。小枝か細い枝の花が一輪置かれています。大きな花瓶と豪華な花ではありません。自然は崇拝されますが服従させられています。日本の美は抑制された美であり、統制のとれた国民 -決然と統制されたー を反映しています。詩は数行に表現が込められ、演劇は儀式といえるほど様式化されています。 これが私の生涯を通して知った日本であり、日本人です。> 最後は、俳句や和歌、能、狂言などのことを言っているのかもしれません。 同様の日本人観を持ち、「日本人の一人一人の中に芸術家がいた」と言ったのは、1931年に日本を訪れたアン・モロウ・リンドバーグでした。 アン・モロウ・リンドバーグの日記と手紙をまとめた「輝く時、失意の時」のあとがきに「日本を愛する母に代わって」と題して娘のリーヴさんが「東方への空の旅」から文章を引用して次のように述べています。 ![]() <母は「日本人の一人一人の中に芸術家がいた」と、初の日本訪問の後で記しました。「その手が触れた跡はあらゆるところにあり、博物館の宝物だけに留まらない。最も簡素な着物の中にも、筆の跡にも、街中に花のように開いた青や赤の日傘にも、食事のためのありふれた食器にも……。日常で使う<紙と紐>でさえ、その手によって芸術的なものに変えられるということに、私は気づき始めた。」(「東方への空の旅」1935年、ハーコート・ブレース社 ニューヨーク) 私の母は、簡素な生活の真価と美しさを愛し、その著書「海からの贈りもの」に書きましたが、母にとってこの日本訪問は、彼女自身の精神とぴったり一致する文化に初めて触れるものとなりました。> アメリカ人たちが見た戦前の日本、現代の日本人にとっては異国のようにさえ感じられますが、簡素な生活の真価と美しさを愛する心は今も引き継がれているのでしょうか。
by seitar0
| 2019-07-09 15:07
| パール・バック
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