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私が表題で使った「凛とした」という形容詞でいいのでしょうか。須賀さんの「夏のおわりに」に描かれた伯母さんのお話です。
<夏になると鬼藤の伯母を思い出す。上布とか明石といった織物だろう、しゃきっとした生地のきもの、夕方なら糊のきいた浴衣をきちんと着て、背中をまっすぐのばして、障子をとりはらった座敷の縁に近いあたりに正座している。………私や妹が、暑いっ、というような悲鳴をあげて座敷にはいっていくと、伯母は顔をあげ、眼鏡の奥の目をほそめてにこにこ笑う。………それでも、足をくずすでなし、しゃんと背を伸ばしたままである。汗とか、熱気とか、そんなものにはびくともしないというように、伯母はしずかに笑っていた。> 麻布本町に引っ越していた須賀一家は、夙川の祖母のところに夏休みになると帰省し、その度に、岡本に住んでいた伯母に会いに行きます。 ![]()
![]() <岡本の辺りでは、秋の日にすずなりの柿が夕陽に照っていたり、冬の終わりに見事な梅の大木が咲き誇っていたりするのが、他の住宅地にはないちょっと古風な気品をそえていて、そのことがなんとなく、鬼藤の伯母たちの、どこかで時間のとまったような、それでして、ふんわりとした懐かしさを誘う暮らしぶりによく合っていた。> ![]() <駅のそばの踏切を北側にわたってすぐ、かなり急な登り坂になり、あまり広くない道の片側の、角のとれた自然の御影石を埋めこんだ溝には、澄んだ冷たい山の水がちょろちょろ流れていて、沢蟹が石の間から鋏をたてて出てきたり、ぼんやり泡を吹いていたりした。> ![]() 御影石を埋めこんだ溝というのは、現在は完全にコンクリートで蓋をされた側溝になっています。本流は上流の六甲山からの川で、沢蟹がいたというのもわかります。 ![]() かつては「梅は岡本、桜は吉野」と唄われた梅林をしのび、1982(昭和57)年に公園として整備されたという、保久良梅林(岡本梅林)・岡本公園 という説明がありました。
by seitar0
| 2019-05-18 09:39
| 須賀敦子
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