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文芸春秋六月号に村上春樹が『猫を棄てる』と題して、自らのルーツを初めて綴った特別寄稿が評判になっています。早速読んでみました。 <我々が夙川(兵庫県西宮市)の家に住んでいるころ、海辺に一匹の猫を棄てに行ったことがある。子猫ではなく、もう大きくなった雌猫だった。どうしてそんな大きな猫を棄てに行ったりしたのか、よく覚えていない。我々が住んでいたのは庭のある一軒家だったし、猫を飼うくらいのスペースはじゅうぶんあったからだ。> 昭和30年代の初め、小学校低学年のころの記憶です。夙川の家は西宮市川添町。 地図の赤丸印の所にありました。 父親が自転車を漕ぎ、村上春樹が後ろに乗って、猫を入れた箱を香櫨園の浜まで持っていったのです。 <夙川沿いに香櫨園の浜まで行って、猫を入れた箱を防風林に置いて、あとも見ずにさっさとうちに帰ってきた。うちと浜とのあいだにはたぶん二キロくらいの距離はあったと思う。当時はまだ海は埋め立てられてはおらず、香櫨園の浜は賑やかな海水浴場になっていた。海はきれいで、夏休みにはほとんど毎日のように、僕は友だちと一緒にその浜に泳ぎに行った。> 現在の夙川河口の香枦園の浜です。 当時はまだ香櫨園の海もきれいだったようです。夙川にはたくさん魚がいて、河口で立派な鰻を一匹捕まえたことも述べられていました。 この香枦園の浜で、昭和20年には野坂昭如も泳ぎました。 『猫を棄てる』ではそのあと、長く絶縁状態にあった父親のことについて述べられています。 最後に、もうひとつの子供時代の、「松の木を上っていった猫」の思い出が書かれて、次のように結ばれています。 <僕は今でもときどきその夙川の家の、庭に生えていた高い松の木のことを考える。その枝の上で白骨になりながら、消え損なった記憶のようにまだそこにしっかりとしがみついているかもしれない子猫のことを思う。> はじめて父親について語った村上春樹らしいエッセイでした。 父親の戦争を語り、村上春樹がいつもテーマとしている、「死」についても考えさせるのです。
by seitar0
| 2019-05-14 22:54
| 村上春樹
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