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松山巌の「須賀敦子が歩いた道」には「生まれ育った芦屋・夙川の町も、はじめて魅せられたイタリアの町も、愛した詩人の住んだ町も、坂の多い町だった。」と書かれています。須賀自身「トリエステの坂道」でサバの愛したトリエステの町を一人で歩き、神戸の坂道の思い出と重ねています。
「サバが愛したトリエステ。重なりあい、うねってつづく旧市街の黒いスレート屋根の上に、淡い色の空がひろがり、その向こうにアドリア海があった。そして、それらすべてを背に、大きな白い花束のようなカモメの群れが、まるく輪をえがきながら宙に舞っている。」 ![]() 私は須賀が幼いときに母に連れられて歩いた神戸の町の面影を探して歩くことにしました。 「丘から眺めた屋根の連なりにはまるで童話の世界のような美しさがあったが、坂を降りながら近くで見る家々は予想外に貧しげで古びていていた。裏通りをえらんで歩いていたせいもあっただろう。…………軽く目を閉じさえすれば、それはそのまま、むかし母の袖につかまって降りた神戸の坂道だった。母の下駄の音と、爪先に力を入れて歩いていた靴の感触。西洋館のかげから、はずむように視界にとびこんできた青い海の切れはし。」 ![]() 私の神戸の坂の散策は、ここから見る景色が一番好きな諏訪山公園からです。昔は県庁とポートタワーがアクセントとなっていましたが、大きなビルが並びポートタワーもはっきり見えません。 ![]() 須賀はトリエステの坂道を歩いた夕方、コーヒー店に入ります。 「とてつもなく長ったらしい屋号のコーヒー店の看板に、一日中歩きとおした自分をねぎらう気持ちと、イタリアの統一運動の中心地だったトリノへの夢と郷愁をこめたその名に惹かれ、入り口のドアを押してはいって、私は目を瞠った。未知の都市とはいっても、たかがコーヒー店であれほどのとまどいを覚えたことはなかった。」 「あたたかいミルク・ティーのカップには、ハプスブルグ家の紋章であるピンクの薔薇が、小さな宝石のように輝いていた。」 私も日暮れて北野坂のにしむら珈琲店に入り、香りの良いコーヒーで一休みして帰ってきました。 ![]() ![]() 「翌朝、湾を大きくカーブしてヴェネツィアにむかう列車の窓から、海のむこうに遠ざかるトリエステを眺めて」美しい坂の町トリエステを去ります。
by seitar0
| 2019-03-24 09:31
| 須賀敦子
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