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須賀さんは、本の表題だけが思い出せないのですが、内容はよく憶えられており、すごい記憶力です。
<リンドバーグという著者の姓も、おなじ作者が書いた他の作品についても、そして特に、かつて稀な感動で私を包みこんだ「その」文章についてもはっきり記憶していながら、それに読みふけって日々から半世紀がすぎてしまったいま、大切な模様のところだけ黒い虫喰い穴があいてしまったなつかしい布地のように、表題だけが思い出せない。だれの訳だったのか、読んだとき、まず、アンという作者の名がしっかりと心に刻まれ、いつかは自分もこんなふうに書いてみたいという、確かな衝動をおぼえたことも、忘れてはいない。> 須賀さんは中学生になったばかりの頃、その文章に心を奪わ、賞賛されています。 <戦争中の殺伐な日々に、声をとがらせて命令しつづける横暴な軍部から日本の子供たちとこの国の文化を守ろうとして、あんなに素敵な本をつくった何人かの勇敢な選者、編集者たちを讃え、彼らに感謝したい。>と述べられている本の題名、みつけました。 アン・モロウ・リンドバーグ「輝く時、失意の時」の巻末の年譜を調べていると、1935年の彼女の処女作’North to the Orient’とわかりました。 この日本語版は1942年に育生社弘道閣より新日本圏叢書の一冊として、村上 啓夫 翻訳により「東方への空の旅 」と訳して出版されています。 ![]() 東京都立図書館、港区図書館、西宮図書館の蔵書にはなくamazonの古書として販売されていました。その後、みすず書房より2002年に「翼よ、北に」と改題して再出版されていますが、これも今や入手不能で、英語版なら現在もPaper Backで出版されています。これが一番安価で入手容易なようです。 ![]() アン・モロウ・リンドバーグの日記と手紙をまとめた「輝く時、失意の時」のあとがきに「日本を愛する母に代わって」と題して娘のリーヴさんが「東方への空の旅」から文章を引用して次のように書かれています。 <母は「日本人の一人一人の中に芸術家がいた」と、初の日本訪問の後で記しました。「その手が触れた跡はあらゆるところにあり、博物館の宝物だけに留まらない。最も簡素な着物の中にも、筆の跡にも、街中に花のように開いた青や赤の日傘にも、食事のためのありふれた食器にも……。日常で使う<紙と紐>でさえ、その手によって芸術的なものに変えられるということに、私は気づき始めた。」(「東方への空の旅」1935年、ハーコート・ブレース社 ニューヨーク) 私の母は、簡素な生活の真価と美しさを愛し、その著書「海からの贈りもの」に書きましたが、母にとってこの日本訪問は、彼女自身の精神とぴったり一致する文化に初めて触れるものとなりました。> ![]() (土浦の霞月楼の歓送祝宴) ここまで書かれると、どうしても「東方への空の旅」が読みたくなりました。日本の文化を伝える素晴らしい本の日本語版がどうして現在出版されていないのでしょう。
by seitar0
| 2012-11-05 18:49
| 須賀敦子
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