今日はニューオータニ美術館に小村雪岱展に行ってきました。
紀尾井町に着くと、あの丹下健三設計による超高層ビルのグランドプリンスホテル赤坂の解体工事が始まっていたのには驚きました。

小村雪岱展かなりの数の書籍が陳列されておりましたが、残念ながら須賀敦子さんが感心していた「かむろ」の絵のある楠山正雄の「源氏と平家」はありませんでした。

少し歩くと上智大学があることに気づき、遠藤周作がヘルツォーク神父の司式により結婚式をあげたクルトゥルハイムを見に行きました。

上智大学では、ちょうどソフィ祭が開催されており、正門から入ると学生で溢れていました。
このにぎやかさではクルトゥルハイムはとても無理かと思いましたが、隣の木に囲まれた静寂な庭園でソフィア祭茶会が開かれており、そのあとクルトゥルハイムも見せてもらうことができました。

遠藤周作は父親の命によりホテル帝都で挙式するのですが、父親と意見のあわなかった遠藤は密かにクルトゥルハイムでも挙式したのでした。

ヘルツォーク神父は1954年より上智学院修道院長と上智大学学監の要職を兼務していましたが、1957年突然失踪、上智大学教授依願退職、イエズス会退会します。

ヘルツォーク神父は日本人の女性と結婚した翌年には帰化。日本名は星井巌でした。
「影法師」のモデルは遠藤母子が最も信頼していたヘルツォーク神父でした。