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須賀姉妹の‘離れられない宝物’になったと述べられている「ケティー物語」、大層お気に入りで、「しげちゃんの昇天」では‘生活の参考書’にしていたと述べられ、「まがり角の本」にもその思い出が綴られています。
<ある夏の午後ウサギの穴に落ち込んだアリスのように、いきなり、ケティーの世界に吸い込まれてしまったように思う。いま手もとにないので、あやふやな記憶をたぐりよせてみると、その本は北米、ニューイングランドの、庭のひろい家に暮らしていた、ケティーという女の子とその弟妹たちの物語だった。>と詳しくおぼえておられました。 私も読んでみましたが、あの自然の風景や子供たちの遊びが子供の頃の須賀さんの心を捉えてしまったことは十分理解できます。 ![]() ケティー物語はTV番組にもなったようで、88分のビデオフィルムとして公開され、インターネットで見ることができます。ストーリーはそのまま映像になっていました。 http://www.ccientertainment.com/shows/what-katy-did/ ![]() でもやはり映像ではなく物語として読んだからこそ、想像をふくらませることができ、須賀さんの心を捉えてしまったと思います。 <ケティーは私と同じ、長女で総領だった。そのことにも親近感をおぼえたのだが、なによりも私をひきつけたのは、ケティーたちの家には、はてしなくひろい、庭があることだった。ちょっとやそっとの広さではなく、子供たちが土曜日の午後。探検にでかけるくらい、森があったり、めずらしい野の花の群生地があったりするほど広大なものだ。おそらく英語では、パーク、とよばれる自然のままの土地なのである。それだけのことで、私は、学校も友人たちも、坂の多い、片道三十分の通学路も忘れて、ケティーの世界に没入してしまった。> たとえばササフラスの話がでてきます。 ![]() <もちろん彼女たちは、叔母さんのすきを狙って、土曜日の午後などにそのあたりを探検する。そして、ササフラスの道だとかなんとか、私たちが身ぶるいし、うっとりするような素敵な名前をつけてしまう。ササフラスというのは、いま辞書をひくと、sassafrasという綴りになっていて、なんと、北米産のクスノキ科の植物とある。それなのに、私は、ササという音から、クマザサとか、せめてサフランのような、丈のひくい、草っぽい植物を勝手に想像していた、いや、そう思わせるなにかが、本にあったにちがいない。>このように原作とは違ったササフラスの道が須賀さんの想像の世界に創られていたのでした。そして須賀さんは近所の空家の庭を探検し、ササフラスの道と名付けてしまうのです。 原文には第2章Paradiseと題して、冬には湿地帯だったところが夏になると乾き、野生のバラが咲きササフラスの生きいきした緑につつまれ、鳥の巣もある楽しいことでいっぱいの冒険のパラダイスになると書かれていました。 <in summer the water dried away, and then it was all fresh and green, and full of delightful things – wild roses, and sassafras, and birds' nests.>私も没入してしまいそうです。
by seitar0
| 2012-11-01 20:47
| 須賀敦子
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