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須賀敦子「遠い朝の本たち」の「まがり角の本」は素晴らしい冒頭の文章で始まります。
<何冊かの本が、ひとりの女の子の、すこし大げさにいえば人生の選択を左右することがある。その子は、しかし、そんなことには気づかないで、ただ、吸い込まれるように本を読んでいる。………その子のなかには、本の世界が夏空の雲のように幾層にも重なって湧きあがり、その子自身がほとんど本になってしまう。> そこで紹介される本が「ケティー物語」なのです。 ![]() <「ケティー物語」という青い表紙のずっしりと思い本が、私と妹にとって離れられない宝物になったのは、いくつぐらいのときだったのか。夏休みがはじまったばかりのある日、銀座のデパートの書籍売り場で、いいわ、ふたりで一冊だけよ、とうしろで待っている母を背中できにしながら、迷いに迷って選んだ本だった。著者はアメリカ人、スザンナ・クーリッジという女性の作品で、ケティーという名の少女が主人公だった。> 「しげちゃんの昇天」でも「ケティー物語」の話が出てきていました。女学校四年生で東京から夙川に戻り、小林聖心でしげちゃんと再開し、この本の話をします。 <あさ子姉さんが言ってたけど、「ケティー物語」は誤訳だらけだって。それは、私が小学校の時からずっと、生活の参考書みたいにしていた(あきれたことに、私は主人公のケティーが発明した、一種のかくれんぼうまで、妹や弟を叱咤激励して、やらせていたのである)アメリカの少年少女小説だった。それが、「まちがいだらけ」だというのである。「誤訳」ということばを、そのころの私がどれくらい理解していたのかわからないが、記憶にある限り、それは私にとって、はじめての文学作品(翻訳ではあったけれど)の質についての会話だった。あの本は、英語で読めば、もっといいんだって。そう、しげちゃんはいいつづけた。私は息をのんで彼女の話を信じ、たぶん、それから、いつかは翻訳でなくて、あさ子姉さんのように、英語で本を読める人になりたいとこころのどこかで決めたように思う。> ![]() ケティー物語、原作は’What Katy Did’となっています。また三部作にわかれていて、第一部は家庭のできごと、 ![]() 第二部は学校生活(What Katy did at school)、 ![]() 第三部はその後の物語(What Katy did next)となっています。 須賀さんは子供の頃から難しい本ばかり読んでいたのではなく、このような少女向けの本も読んでいて、それを参考にして遊んでいたのだとわかり一安心しました。 ![]() 西宮図書館には三木澄子訳のケティー物語がありました。次回はその内容のご紹介です。
by seitar0
| 2012-10-31 19:58
| 須賀敦子
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